

レッスンメモ1|ギターは「形」で覚える楽器。Cメジャースケールから始めよう
ギターはコードだけではありません
「コードは形で覚える。」
これは、多くのギター教室でも教えられています。
では、スケール(音階)はどうでしょうか。
実はスケールも、同じように形で覚えることができます。
まずは、こちらの譜例を見てください。

最初から
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」
だけを覚えようとすると、どうしても難しく感じてしまいます。
これだと、音単体にばかり目がいくので、なかなか一度で理解するのは難しいです。
まずは指板の中で
どんな形をしているのか。
そこから覚える方が、ずっと理解しやすくなります。
Cメジャースケールは最初の一歩

まずは「3つの形」を覚えよう
ムジカスケッチでは、最初にCメジャースケールから学ぶことが多くあります。
理由はとてもシンプルです。
この形を覚えることで、
- 指板の見え方
- コードとのつながり
- メロディの仕組み
- アドリブの基礎
すべての土台になるからです。
図では、各弦ごとの運指を**「①・②・③」の3つのパターン**に分けています。
レッスンでは、いきなりスケール全体を覚えるのではなく、まずはこの3つのパターンを一つずつ覚えていくことから始めます。
そして、3つのパターンに慣れてきたら、スケール全体を見てみましょう。
すると、5弦から1弦までは、
① → ① → ② → ② → ③
という並びになっていることが分かります。
つまり、一見複雑に見えるCメジャースケールも、実際にはたった3種類の形を組み合わせてできているのです。
まずは「音の名前」を覚えようとするのではなく、
「この弦は①の形なんだな。」
「次は②の形に変わるんだな。」
というように、形の共通点を見つけることが最初の一歩です。
この考え方が身につくと、スケールは暗記するものではなく、指板の中にあるパターンとして見えるようになってきます。
形が分かると、指板が「地図」に見えてくる
最初は、
「①・①・②・②・③」
という並びを覚えるだけで十分です。
何度も弾いているうちに、
「次は②だな。」
「ここから③に変わるな。」
というように、自然と指が動くようになります。
すると、不思議なことに、今までバラバラに見えていた指板が、少しずつ一つの地図のように見えてきます。
これは、ギターを弾く上でとても大切な感覚です。
音を覚えるのは、そのあとで大丈夫
初心者の方は、
「ド・レ・ミも覚えないといけない。」
「音名も全部覚えないと。」
と思ってしまいがちです。
もちろん、最終的には音名も覚えていきます。
でも最初から全部覚えようとすると、どうしても難しく感じてしまいます。
だからムジカスケッチでは、
まずは身体で形を覚えることを大切にしています。
形に慣れてくると、
「ここがドなんだ。」
「ここがソなんだ。」
というように、音の名前も自然と結びついていきます。
コードとのつながりも見えてくる
スケールを形で覚えられるようになると、今度はコードとの関係も見えてきます。
「このコードの近くには、このスケールがある。」
「このフレーズは、この形の中に入っている。」
そんな発見が少しずつ増えていきます。
コードとスケールが別々の知識ではなく、一つにつながって見えてくるのです。
アドリブも、この形から始まる
アドリブというと、
「センスが必要そう。」
「難しそう。」
というイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも実際は違います。
まずは、この形の中で自由に音を選んで弾いてみる。
それだけでも十分にアドリブの練習になります。
決められた音の中で遊ぶこと。
それがアドリブの第一歩です。
ムジカスケッチのレッスンで大切にしていること
私はレッスンで、
「覚えてください。」
とはあまり言いません。
それよりも、
「どうしてこの形になるのか。」
「どこに共通点があるのか。」
を一緒に探すことを大切にしています。
理由が分かると、暗記ではなく理解になります。
理解すると忘れにくくなり、応用もできるようになります。
ギターは、たくさんのことを丸暗記する楽器ではありません。
共通点を見つける楽器です。
その第一歩が、この3つのパターンを見つけることだと、私は考えています。
まとめ
暗記ではなく、理解することが上達への近道
スケールは音ではなく、まず「形」で覚える
各弦の運指は「①・②・③」の3パターンしかない
Cメジャースケールは「①→①→②→②→③」の組み合わせでできている
共通点が見えると、指板が地図のように見えてくる
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