The Beatles「Hey Jude」|少年ジュリアンに届けたかった歌

名曲のひみつ / british-rock

The Beatles「Hey Jude」|少年ジュリアンに届けたかった歌

この曲の入り口

「Hey Jude」を聴いて、まず印象に残るのは何でしょう。最初の音? 歌声? それとも途中でがらりと変わる雰囲気? この曲には、タイトルだけではわからない物語があります。

少年ジュリアンに届けたかった歌

ポールがジョン・レノンの息子ジュリアンを励ますために考えた曲が、のちの「Hey Jude」につながったとビートルズ公式サイトは紹介しています。

聴いてみたいポイント

曲の最後は、短いフレーズをみんなで何度も歌う長い時間へ。音楽が一人のための言葉から、大勢が声を合わせる時間へ変わっていくのが魅力です。

なぜ今も聴きたくなる?

この曲を紹介するときに大切なのは、すごい人たちが作ったからすごい、と終わらせないこと。どこから始まり、どんな工夫が聞こえるのか。自分の耳で確かめると、音楽の楽しみが少し増えます。

もう一度聴くなら

一度目は歌やメロディーを、二度目は低い音やドラムを追いかけてみましょう。聴く場所を変えるだけで、同じ曲から違う発見が生まれます。

長いエンディングの不思議

普通の歌なら、歌詞を歌い終えたところで曲も終わりそうです。でも「Hey Jude」は、そこから何度も声を重ねる長い時間が続きます。最初はひとりに向けた励ましのようだった歌が、最後には大勢で分け合う歌のように聞こえる。それがこの曲の大きな特徴です。聴くときは、後半に入ってから声や楽器がどのように増えていくかを追ってみてください。繰り返しは、必ずしも退屈なことではありません。誰かと一緒に歌うときには、同じメロディーが続くからこそ安心して参加できます。曲の終わりをみんなで作っているような楽しさがあるんです。

第11版:もう一度聴いて発見すること

長い終わり方には理由がある

この曲の後半は、短い歌のフレーズをみんなで何度も繰り返すような時間が続きます。普通の曲ならそろそろ終わると思うのに、まだ続く。その繰り返しが、聴く人にも参加していいよと声をかけているように感じられます。

最初の一人に近い歌声から、最後の大勢で歌うような雰囲気までを比べると、曲が少しずつ開かれていくことがわかります。