Coldplay「Yellow」|星空から生まれた色の名前

名曲のひみつ / british-rock

Coldplay「Yellow」|星空から生まれた色の名前

この曲の入り口

「Yellow」を聴いて、まず印象に残るのは何でしょう。最初の音? 歌声? それとも途中でがらりと変わる雰囲気? この曲には、タイトルだけではわからない物語があります。

星空から生まれた色の名前

プロデューサーのケン・ネルソンとクリス・マーティンの証言によると、ウェールズのスタジオで星空を眺めたことが作曲のきっかけになりました。

聴いてみたいポイント

ただ色の名前を歌っているようで、言葉の響きとギターの音が一体になっています。歌の意味を全部説明できなくても、情景が浮かぶのが音楽の楽しいところです。

なぜ今も聴きたくなる?

この曲を紹介するときに大切なのは、すごい人たちが作ったからすごい、と終わらせないこと。どこから始まり、どんな工夫が聞こえるのか。自分の耳で確かめると、音楽の楽しみが少し増えます。

もう一度聴くなら

一度目は歌やメロディーを、二度目は低い音やドラムを追いかけてみましょう。聴く場所を変えるだけで、同じ曲から違う発見が生まれます。

色の名前で広がる景色

タイトルにある「Yellow」は、ごく身近な色の名前です。それなのにこの曲を聴くと、夜空や遠くまで続く光のような、大きな景色を想像する人もいるかもしれません。歌詞の意味を一つだけに決めなくても、音や声から自分の景色を作れるのが音楽の楽しいところ。ギターのゆったりした動きに、声がまっすぐ乗っていく部分を聴いてみてください。勢いよく盛り上げる曲とは違い、同じ気持ちをじっくり大きくしているように聞こえます。好きな色から曲の雰囲気を連想してみるのも面白い聴き方です。

第11版:もう一度聴いて発見すること

少ない音の中に広がる景色

この曲では、目立つ音を次々に増やすより、同じ雰囲気を保ちながら歌を大きく感じさせる工夫が印象的です。まっすぐな歌のメロディーと、少し広がりのあるギターの音が重なり、身近な言葉が遠くの景色に届くように響きます。

まずはドラムだけを追って聴いてみましょう。激しく叩き続けなくても、曲を前へ進める役割があることがわかります。次に歌声だけに注目すると、同じ一曲でも違った表情が見えてきます。