Michael Jackson「Human Nature」|娘への思いが世界的な曲へ
この曲の入り口
「Human Nature」を聴いて、まず印象に残るのは何でしょう。最初の音? 歌声? それとも途中でがらりと変わる雰囲気? この曲には、タイトルだけではわからない物語があります。
娘への思いが世界的な曲へ
TOTOのスティーヴ・ポーカロは、幼い娘が学校でつらい思いをした日、娘にかけたい言葉を考えたことが曲のきっかけだったと語っています。ジョン・ベティスとともに作り、マイケルが歌いました。
聴いてみたいポイント
街の夜景が見えてきそうな鍵盤の音。歌い出しのやさしさと、サビの伸びやかさを聴くと、音で風景を描くこともできるのだとわかります。
なぜ今も聴きたくなる?
この曲を紹介するときに大切なのは、すごい人たちが作ったからすごい、と終わらせないこと。どこから始まり、どんな工夫が聞こえるのか。自分の耳で確かめると、音楽の楽しみが少し増えます。
もう一度聴くなら
一度目は歌やメロディーを、二度目は低い音やドラムを追いかけてみましょう。聴く場所を変えるだけで、同じ曲から違う発見が生まれます。
夜の景色が浮かぶ音
「Human Nature」では、強いドラムや派手なギターよりも、キーボードのやわらかな響きが先に景色を作ります。歌のメロディーは大きく跳ね上がるところと、静かに語りかけるところが交互に現れます。夜の街を歩く場面を想像してみてください。音楽が風景を描くというのは、絵の具のような音色の組み合わせがあるからです。
「Billie Jean」と同じアルバムに入っているのに、まったく違った表情です。1曲だけでは見えなかったアーティストの幅が、アルバムを続けて聴くとわかります。
