D’Angelo「Brown Sugar」|甘い題名にひそむ新しい音楽
公式動画は確認中です。現時点ではYouTube検索への案内です。
甘い題名にひそむ新しい音楽
1995年のアルバム『Brown Sugar』は、D’Angeloがソウルの伝統を受け継ぎながら、新しい世代の音を示した作品です。タイトルだけを見ると甘い恋の歌のようですが、この曲を聴く面白さは、何よりも声と楽器が少し後ろに揺れるような感覚にあります。きっちり拍を数えるだけでは説明しきれない、くつろいだ時間が流れます。
聴いてみると、こんな発見
ベースやドラムが目立ちすぎず、それでも曲を前へ運んでいるところに注目してみましょう。歌は一つの線だけではなく、何枚も重なったように聞こえます。この重なりから、同じ人の声でも重ね方によって色が変わることに気づけます。
「甘さ」と「ざらつき」が同居する曲です。きれいに整えるだけが音楽ではない、と教えてくれます。
ぴったりそろえない気持ちよさ
「Brown Sugar」では、声と楽器がきっちり同じ場所に乗るというより、少しゆったり揺れながら進む感覚があります。難しい理論を使わなくても、手拍子を合わせようとするとわかるかもしれません。急がず、少し力を抜いているように聞こえる。その揺れが、曲の魅力になっています。
歌声は大きく張り上げるだけではなく、息を含んだようなやわらかい表情も見せます。ベースとドラムに耳を向けてから歌へ戻ると、声の置き方が一段と面白く感じられます。強い音ばかりが目立つわけではない。小さな音や、ほんのわずかな間も、曲の雰囲気を作っているのです。
この原稿は編集初稿です。曲固有の主張は公開前に追加資料との照合が必要です。
新しいソウルの音
1990年代のR&Bには、打ち込みによる正確なビートと、人が演奏する少し揺れる音を組み合わせた作品が生まれました。「Brown Sugar」は、D’Angeloのデビュー期を代表する曲です。歌声はふわっと重なり、鍵盤とリズムが気持ちよく進みます。「古い音楽をそのまま再現」ではなく、昔のソウルを自分たちの時代の音に変えたところが面白いのです。
ベースの低音、ドラムの刻み、重なった歌声の三つをそれぞれ追いかけてみてください。別々のものだった音が、聴き終わるころには一つの大きな流れとして感じられるはずです。
🎲 あわせて読みたい記事
- 茨田小学校に通いながら不登校で悩んでいる方へ|焦らず自分のペースで大丈夫
- 放出駅周辺の保育園・認定こども園ガイド|今津・放出東・諏訪エリアの保育施設の探し方
- Bronisław Kaper / ジャズ定番曲「On Green Dolphin Street」|映画から遠回りしてジャズの名曲へ
- 鶴見緑地駅周辺で親子が楽しめる体験学習・自然観察|花や植物、生き物から学ぼう
- 小山先生おすすめ|コクヨ 五線譜ノート(A4・ツインリング)とは?レッスンや作曲におすすめの音楽帳
- 枚方高等学校でギターが上手くなりたい人へ|一歩ずつ積み重ねる楽しさを音楽でも
- 009 遠回りが、一番の近道。|『不確かなことより、確かなことを。』
- クレヨンキャットからの挑戦状【ギター初心者編】 #044
