Erykah Badu「On & On」|自分らしい音で新しい時代をひらく
この曲の入り口
「On & On」を聴いて、まず印象に残るのは何でしょう。最初の音? 歌声? それとも途中でがらりと変わる雰囲気? この曲には、タイトルだけではわからない物語があります。
自分らしい音で新しい時代をひらく
エリカ・バドゥのデビューアルバム『Baduizm』を代表する曲。1990年代後半に広まったネオソウルの象徴的な作品として語られます。
聴いてみたいポイント
ジャズのようにゆったりした響きと、ヒップホップのようなビート。いろいろな音楽を混ぜても、自分の声と考えを中心に置けば、新しい個性が生まれます。
なぜ今も聴きたくなる?
この曲を紹介するときに大切なのは、すごい人たちが作ったからすごい、と終わらせないこと。どこから始まり、どんな工夫が聞こえるのか。自分の耳で確かめると、音楽の楽しみが少し増えます。
もう一度聴くなら
一度目は歌やメロディーを、二度目は低い音やドラムを追いかけてみましょう。聴く場所を変えるだけで、同じ曲から違う発見が生まれます。
言葉のリズムを聴く
エリカ・バドゥの歌い方は、メロディーだけをなぞるのではなく、話している言葉が自然に音楽へ変わるように聞こえます。「On & On」は、1990年代に注目された新しいソウルの流れを感じる一曲です。派手に歌い上げなくても、語尾の置き方や声の高さだけで個性が出ることがわかります。
同じ速さで手をたたきながら、歌が拍子のどこに入ってくるか聴いてみましょう。言葉とリズムがぴったり重なるところも、少しずれて聞こえるところも、この曲の魅力のひとつです。
