The Beatles「Something」|ジョージの名曲が主役になった日
この曲の入り口
「Something」を聴いて、まず印象に残るのは何でしょう。最初の音? 歌声? それとも途中でがらりと変わる雰囲気? この曲には、タイトルだけではわからない物語があります。
ジョージの名曲が主役になった日
1969年の『Abbey Road』に収録されたジョージ・ハリスン作の曲。ビートルズ公式サイトによれば、彼の作品がシングルのA面として大きく取り上げられた重要な一曲です。
聴いてみたいポイント
有名な歌といえばジョンやポールと思う人もいるかもしれません。でもジョージは、やさしいメロディーと余韻のあるギターで、別の魅力を見せました。曲を聴きながら、歌の合間にギターが何を語っているか探してみましょう。
なぜ今も聴きたくなる?
この曲を紹介するときに大切なのは、すごい人たちが作ったからすごい、と終わらせないこと。どこから始まり、どんな工夫が聞こえるのか。自分の耳で確かめると、音楽の楽しみが少し増えます。
もう一度聴くなら
一度目は歌やメロディーを、二度目は低い音やドラムを追いかけてみましょう。聴く場所を変えるだけで、同じ曲から違う発見が生まれます。
たくさん言わない愛の歌
「Something」は、気持ちを次々と言葉で説明するより、メロディーや音の間で伝えているように聴こえます。ギターの短いフレーズが歌の前後に現れ、もう一人の歌い手がそっと返事をしているようです。どの楽器も自分ばかり目立とうとせず、曲に必要な場所で顔を出します。ジョージ・ハリスンが書いた曲として、ビートルズのメンバーそれぞれが違う音楽を持っていたことにも気づかせてくれます。歌の合間でベースがどんな動きをしているかを追うのもおすすめ。静かな曲の中にも、楽器同士の会話があるんですね。
第11版:もう一度聴いて発見すること
歌のあいだにギターが話しかける
歌が一つの言葉を終えると、ギターが短い返事をするように鳴ります。そこに耳を向けると、歌とギターが交互に会話しているように聴こえます。派手な速弾きがなくても、ほんの少しの音で曲の気持ちを深められるのです。
一度は歌声だけ、次はギターだけを追って聴いてみてください。同じ演奏でも注目する場所が変わると、これまで気づかなかった小さな工夫が見つかります。
