
Lesson 8|ギターメンテのススメ|元三木楽器スタッフが伝えたい「ギターの弦高をチェックしてみよう」
ギターを弾いていて、
「コードが押さえにくい」
「指がすぐ疲れる」
「以前より弾きづらくなった」
そんなときは、**弦高(げんこう)**が変わっているかもしれません。
弦高とは、フレットから弦までの高さのことです。
高すぎても低すぎても弾きにくくなるため、自分のギターがどんな状態なのか知っておくことは大切です。
弦高とは?
弦高とは、フレットから弦までの距離を表します。
一般的には12フレット付近で測定します。
弦高が高いと、
- 指が痛くなる
- コードが押さえにくい
- 長時間弾くと疲れる
という状態になります。
反対に低すぎると、
- ビビリが出る
- 音が詰まる
- 強く弾くとノイズが出る
ことがあります。
弦高が変わる原因
弦高は様々な原因で変化します。
例えば、
- ネックの反り
- 湿度の変化
- サドルの高さ
- 季節の変化
などです。
弦高だけを見ても原因は分からないため、ネックの状態も一緒に確認することが大切です。
それで統一するなら自然です。
弦高の目安を知っておこう
弦高は一般的に12フレット上で測定します。
初心者の方であれば、まずは次の数値を目安にすると弾きやすいでしょう。
- 1弦:約1.5〜2.0mm
- 6弦:約2.0〜2.5mm
この数値であれば、コードも押さえやすく、演奏中のビビリも起こりにくいため、多くのギターでバランスの良いセッティングと言われています。
弦高を測るときは、ステンレス製のスケール(直尺)があると便利です。
私がおすすめするのは、シンワ測定のステンレス直尺 150mmです。
目盛りが見やすく、丈夫で精度も高いため、弦高の確認だけでなく、サドルやナットの寸法を測るときにも役立ちます。一本持っておくと、ギターのメンテナンスで長く活躍してくれます。
ただし、この数値はあくまで一般的な目安です。
ギターは一本一本状態が異なり、演奏スタイルや好みによっても弾きやすい弦高は変わります。
数値だけにとらわれるのではなく、「弾きやすいか」「ビビリがないか」といった実際の演奏感も大切にしながら、自分に合ったセッティングを見つけていきましょう。
自分で調整する前に確認しよう
サドルを削ったり、トラスロッドを回したりする前に、
まずは、
- ネックは反っていないか
- 湿度は適切か
- 弦は古くないか
を確認しましょう。
原因が別にある場合は、弦高だけ調整しても改善しません。
弾きやすいギターが一番
「弦高は低ければ低いほど良い」
というわけではありません。
低すぎるとビビリが出やすくなります。
逆に高すぎると演奏が大変になります。
自分が気持ちよく弾ける高さが、そのギターにとって一番良いセッティングです。
調整が必要なら楽器店へ相談しよう
弦高調整は、
- サドル調整
- ナット調整
- ネック調整
などが関係します。
初心者の方が無理に削ってしまうと元へ戻せないこともあります。
気になる場合は、楽器店やリペアマンへ相談することをおすすめします。
ムジカスケッチではメンテナンスもレッスンしています
ムジカスケッチでは、演奏だけでなく、弦高やネックの状態など、自分のギターを知るための知識もレッスンでお伝えしています。
「今の状態は正常なのか。」
それが分かるだけでも、大切なギターを長く楽しめるようになります。
よくある質問
Q. 弦高は低い方が弾きやすいですか?
必ずしもそうではありません。
低すぎるとビビリが出るため、自分に合った高さが一番大切です。
Q. 弦高は自分で調整できますか?
できますが、サドルを削る調整は元に戻せません。
初心者の方は無理をせず、楽器店へ相談することをおすすめします。
Q. 季節によって弦高は変わりますか?
はい。
湿度や気温によってネックが動くため、弦高が変化することがあります。
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「ギターメンテのススメ」は、ギターを長く楽しむためのメンテナンス知識をまとめたシリーズです。
元三木楽器スタッフとしての経験をもとに、初心者の方にも分かりやすく、日頃のお手入れから弦交換、電池交換、保管方法、ネック調整、弦高調整、トラブル対処法まで順番に解説しています。