Deep Purple「Highway Star」を音楽理論で分析!コードと音階の不思議

Deep Purple「Highway Star」を音楽理論で分析!コードと音階の不思議

今回のギターレッスンでは、Deep Purple(ディープ・パープル)の名曲「Highway Star」を使って、コード進行と音階の関係を勉強しました。

この曲をネットで調べてみると、Gメジャー、Gマイナー、ドリアンなど、さまざまな解釈が出てきます。

なぜ同じ曲なのに、解釈が違うのでしょうか?

実際のコード進行を見ながら考えてみましょう!

① Highway Starのコード進行

まずは曲の主なコードを確認します。

曲の部分主なコード進行
イントロG → F → C → F
AメロG → B♭ → C → B♭
Aメロ後半F → D → Am
サビC → D → C → D → F → G → A
オルガンソロDm、Amなど
ギターソロDm → Gm → C → A

※わかりやすくするため、一部を省略したコード進行です。譜面によってGをGmと書くなどの違いがあります。

ここで注目したいのが、G・F・B♭・Cといったコードです。

普通のGメジャースケールでは、FやB♭のメジャーコードは作れません。

では、なぜこのようなコードが使われているのでしょうか?

② 音階を比べてみよう!

音階とは、音を順番に並べたものです。

Gを中心に、4種類の音階を比較してみます。

音階使われる音
GメジャーG A B C D E F#
GマイナーG A B♭ C D E♭ F
GミクソリディアンG A B C D E F
GドリアンG A B♭ C D E F

見比べると、少しずつ音が違います。

例えば、GメジャーのF#をFに変えると、Gミクソリディアンになります。

この小さな違いが、曲の雰囲気を変えるのです。

③ ダイアトニックコードの比較

ダイアトニックコードとは、ある音階に含まれる音だけで作るコードのことです。

それぞれの音階から作られる基本的なコードを比較してみましょう。

番号GメジャーGマイナーGミクソリディアンGドリアン
1GGmGGm
2AmAdimAmAm
3BmB♭BdimB♭
4CCmCC
5DDmDmDm
6EmE♭EmEdim
7F#dimFFF

※Gマイナーは自然短音階、コードは3つの音で作る基本形です。

この表を見ると、面白いことがわかります。

例えば、

G → F

という動きは、Gミクソリディアンならどちらも音階の中にあるコードです。

一方、

Gm → B♭ → C → F

なら、Gドリアンのコードだけで説明できます。

同じ曲でも、どの音階を中心に考えるかで見え方が変わるのです。

④ ミクソリディアンって何?

少し難しい名前ですが、ロックではよく登場する音階です。

普通のメジャースケールより、7番目の音が半音低いのが特徴です。

例えば、

  • G → F
  • C → B♭

どちらも全音下のメジャーコードへ進んでいます。

この動きは、ミクソリディアンでよく見られる「Ⅰ → ♭Ⅶ」というコード進行と同じ形です。

ただし、これだけで曲全体がミクソリディアンだと決まるわけではありません。

⑤ ブルースとの関係

もう一つ大切なのが、ブルースの考え方です。

Gを中心にすると、

  • B:メジャーの特徴になる音
  • B♭:マイナーの特徴になる音
  • F:ロックやブルースでよく使われる音

ブルースでは、メジャーとマイナーの特徴が混ざることがあります。

また、ロックで使われるパワーコードは、メジャーかマイナーかを決める音を省いています。

そのため、楽譜によってGと書かれていたり、Gmと書かれていたりすることもあります。

「Highway Star」の力強い響きにも、こうしたブルースの考え方が関係していると考えられます。

⑥ よくある質問 Q&A

Q. Highway StarはGメジャーの曲ですか?

A. Gを中心とした部分は多いですが、Gメジャーの音だけで作られた曲ではありません。ほかの音階の特徴も登場します。

Q. ミクソリディアンとドリアンは何が違うの?

A. どちらもロックでよく使われる音階です。Gを中心にすると、ミクソリディアンはB、ドリアンはB♭を使うところが大きな違いです。

Q. なぜGとGmで楽譜が違うの?

A. ギターのパワーコードやリフでは、メジャーとマイナーの違いがはっきりしないことがあります。採譜した人の考え方によって、表記が変わる場合があります。

Q. ギターソロもGが中心ですか?

A. ギターソロではDm → Gm → C → Aという進行が使われ、Dマイナーを中心にした別の響きが登場します。

Q. 音楽理論は覚えないといけませんか?

A. 最初から全部覚える必要はありません。好きな曲を弾きながら、一つずつ知っていけば大丈夫です。

⑦ 今回のレッスンのまとめ

「Highway Star」は、ブルース的な音の使い方や、ミクソリディアン、ドリアンなど、さまざまな考え方で分析できる曲です。

音楽理論は、必ずしも答えが一つとは限りません。

「なぜ、このコード進行はかっこよく聞こえるんだろう?」

そんな疑問から、音楽への理解が深まっていきます。

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