名曲のひみつ / 邦楽ロック・J-POP
スピッツ「チェリー」|春だけではない、思い出を連れてくる歌
春だけではない、思い出を連れてくる歌
1996年に発表されたスピッツの代表曲の一つ。明るいギターの音から始まり、初めて聴く人でも口ずさみやすい流れがある。
どうしてこの曲は心に残る?
題名が季節の景色を思わせる一方、歌はただ楽しいだけではない。過ぎた時間を思い出すような気持ちと前を向くような気持ちが同居している。
最初の30秒で聴いてみたいこと
ギターのストロークが歌の歩幅を決めている。速く弾きすぎず、言葉の長さを意識して拍を感じたい。
もう一度、別の楽器に注目
一度目は歌を中心に、二度目はベースやドラム、三度目は曲のいちばん静かな部分を探しながら聴いてみよう。スピッツの「チェリー」で目立つ音は一つではない。最初に気に入った音と、あとから発見した音が違っても不思議ではない。
音楽を知るより、音楽を楽しむ
楽譜が読めなくても、この曲の好きな瞬間を言葉にしてみることはできる。「声が急に高くなる」「楽器がいっせいに動く」「少し寂しく感じる」。そんな感想が出てきたら、それが自分だけの聴き方の始まりだ。「チェリー」を初めて聴いたときと、背景を知ってから聴いたときで、印象が変わるか試してみてほしい。
参考資料・確認状況
制作・発売に関する個別の裏話は公開前に追加検証が必要です。下記は確認済みの参照先です。
軽やかな演奏と、少し切ない言葉
明るく弾むように聴こえる曲ですが、歌詞のすべてが単純に明るいわけではありません。ギターの軽やかなリズムと、どこか懐かしさを感じる声の組み合わせに耳を向けると、楽しいだけではない表情が見えてきます。まず歌を抜きにして伴奏だけを意識し、そのあと歌詞に集中して聴くと、同じ曲の印象が変わるはずです。
この曲を弾き語りするときは、コードの数を覚えること以上に、一定の速さで進めることが大切です。元気よく弾こうとして急ぐと、言葉が落ち着かなくなってしまいます。足で拍子を取りながら、ゆったりとした流れを保つ練習に向いた一曲です。
