スピッツ「空も飛べるはず」|ドラマで出会った人も、ギターで出会った人もいる

名曲のひみつ / 邦楽ロック・J-POP

スピッツ「空も飛べるはず」|ドラマで出会った人も、ギターで出会った人もいる

ドラマで出会った人も、ギターで出会った人もいる

1994年に発表され、のちにドラマ「白線流し」の主題歌としても広く親しまれた曲。曲が生まれた時期と、テレビを通して多くの人に届いた時期を分けて考えると、一曲の人生の長さが見えてくる。

どうしてこの曲は心に残る?

静かに始まる歌から、視界が広がるようなサビへ。高い音で無理に叫ぶのではなく、言葉の続きをそっと差し出すような草野マサムネの歌が魅力だ。

最初の30秒で聴いてみたいこと

ギターの響きが歌のすき間に残るところに注目しよう。急いで全部を埋めないことで、言葉が入る場所が作られている。

もう一度、別の楽器に注目

一度目は歌を中心に、二度目はベースやドラム、三度目は曲のいちばん静かな部分を探しながら聴いてみよう。スピッツの「空も飛べるはず」で目立つ音は一つではない。最初に気に入った音と、あとから発見した音が違っても不思議ではない。

音楽を知るより、音楽を楽しむ

楽譜が読めなくても、この曲の好きな瞬間を言葉にしてみることはできる。「声が急に高くなる」「楽器がいっせいに動く」「少し寂しく感じる」。そんな感想が出てきたら、それが自分だけの聴き方の始まりだ。「空も飛べるはず」を初めて聴いたときと、背景を知ってから聴いたときで、印象が変わるか試してみてほしい。

参考資料・確認状況

制作・発売に関する個別の裏話は公開前に追加検証が必要です。下記は確認済みの参照先です。

やわらかな歌声と大きく広がるサビ

この曲では、歌の言葉を一つずつ追いかける聴き方と、声を楽器のように聴く方法の両方が楽しめます。Aメロでは語りかけるような距離感があり、サビでは視界がすっと開けるように感じられます。変化は音量だけではなく、音の伸ばし方やメロディーの高さにもあります。歌うときは声を張り上げるより、言葉の最後までなめらかにつなぐことを意識すると、この曲のやさしさに近づけます。

タイトルにある「飛べる」は、実際に空を飛ぶという意味に限らず、気持ちが軽くなる感覚としても受け取れます。歌詞の解釈は一つに決めなくてもかまいません。聴く日の気分で同じフレーズが違って聞こえるなら、それもこの歌が長く愛される理由の一つでしょう。