YOASOBI「アイドル」|アニメの物語が歌の言葉になった

名曲のひみつ / 現代J-POP・アニメ

YOASOBI「アイドル」|アニメの物語が歌の言葉になった

アニメの物語が歌の言葉になった

YOASOBIが2023年に発表した、テレビアニメ「【推しの子】」オープニング主題歌。作品の世界と歌詞の語り方が深くつながっている。

どうしてこの曲は心に残る?

かわいらしく聞こえる部分と、鋭く畳みかける部分が目まぐるしく入れ替わる。一つの曲の中にいくつもの表情を入れることで、アイドルという存在の明るさと影が浮かび上がる。

最初の30秒で聴いてみたいこと

歌い方が切り替わる瞬間を数えてみよう。声だけで登場人物が入れ替わったように感じられるかもしれない。

もう一度、別の楽器に注目

一度目は歌を中心に、二度目はベースやドラム、三度目は曲のいちばん静かな部分を探しながら聴いてみよう。YOASOBIの「アイドル」で目立つ音は一つではない。最初に気に入った音と、あとから発見した音が違っても不思議ではない。

音楽を知るより、音楽を楽しむ

楽譜が読めなくても、この曲の好きな瞬間を言葉にしてみることはできる。「声が急に高くなる」「楽器がいっせいに動く」「少し寂しく感じる」。そんな感想が出てきたら、それが自分だけの聴き方の始まりだ。「アイドル」を初めて聴いたときと、背景を知ってから聴いたときで、印象が変わるか試してみてほしい。

小説とアニメがもう一つの曲を生んだ

YOASOBIの「アイドル」は、アニメ『【推しの子】』の主題歌です。原作者の赤坂アカが書いた短編小説『45510』が楽曲の原作になっていることを、作品の公式サイトとYOASOBIのインタビューで確認できます。表舞台で輝くアイドルの姿と、見せない気持ち。その両方をひとつの曲で表現している点が面白いところです。音楽を聴いてから小説を読み、もう一度曲を聴くと、同じ言葉が違って響くかもしれません。ひとつの物語が漫画、小説、アニメ、音楽へ広がる体験を楽しめます。

参考資料・確認状況

制作・発売に関する個別の裏話は公開前に追加検証が必要です。下記は確認済みの参照先です。