Lesson 2|リズムは点ではなく、線で考える。

Lesson 2|リズムは点ではなく、線で考える。

Lesson1では、「音楽は止まらない」というお話をしました。

今回は、その続きをお話しします。

私はレッスンで、リズムは「点」ではなく「線」で感じようと伝えています。

最初は少し難しく聞こえるかもしれませんが、実はとてもシンプルです。


点で数えると、音楽は止まりやすい

例えば4分音符を数えるとき、

「1・2・3・4」

だけを意識すると、それぞれの数字だけを待つようになります。

1  2  3  4
●  ●  ●  ●

すると、音を出した瞬間だけを意識する演奏になりやすく、

一つひとつが切れて聴こえることがあります。


線で考えると、音楽は流れ始める

では今度は、

「1と2と3と4と」

と声に出して数えてみてください。

1 と 2 と 3 と 4 と
──────────────

数字と数字の間にも流れがあります。

実際に音を出していない時間も、自分の中ではリズムが動き続けています。

これが「線で感じる」ということです。


歩くときも同じです

歩くときは、

右足を出して止まり、
また左足を出して止まる、

という感覚では歩きません。

体はずっと前へ進み続けています。

音楽も同じです。

音を出したら終わりではなく、

次の音へ向かって、ずっと流れ続けています。


キャッチボールも同じです

ボールは投げた瞬間だけが大事なのではありません。

相手のところへ飛んでいる時間も、ボールは動いています。

音楽も同じです。

音を出したあとも、次の音へ向かってリズムは流れています。


この感覚が演奏を変えてくれます

リズムは、数字を正しく数えるだけではありません。

音と音の間も感じること。

それができるようになると、

演奏は自然につながり、聴いていて気持ちいいリズムになります。

私は15年以上、この「線で感じるリズム」をレッスンで伝えてきました。

最初からできなくても大丈夫です。

まずは、

「1・2・3・4」ではなく、「1と2と3と4と」と感じること。

そこから少しずつ、リズムは育っていきます。


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