
Lesson 13|ギターメンテのススメ |元三木楽器スタッフが伝えたい「楽器店へ持って行くタイミング」
ギターは、自分でできるメンテナンスもたくさんあります。
弦交換や演奏後の拭き掃除などは、初心者の方でも少しずつ覚えていけるでしょう。
しかし、その一方で「これは自分で無理をしない方がいい」というケースもあります。
私は以前、三木楽器で勤務し、店頭でのギター販売だけでなく、メーカーとの打ち合わせやアコースティックギターの仕入れにも携わっていました。
その頃、お客様から修理や相談を受ける中で感じたことがあります。
それは、最初は小さなトラブルだったのに、無理に触ったことで症状が悪化してしまったケースが意外と多かったということです。
だからこそ、この記事では「どんなときは楽器店へ持って行った方がいいのか」を、実際の経験をもとにお伝えします。
1. 電池が抜けない・電池ボックスが開かない
レッスンでも実際にあったことですが、電池交換をしようとして電池が途中で引っ掛かり、そのまま力ずくで取り出そうとしていた生徒さんがいました。
幸い大きな破損にはなりませんでしたが、電池ボックスは樹脂製のものが多く、強い力を加えるとツメが折れたり、ケースが割れたりすることがあります。
「あと少し力を入れれば取れそう。」
そんなときほど、一度手を止めることをおすすめします。
2. ネックが大きく反っている
弦高が急に高くなったり、逆にビビりがひどくなったりした場合は、ネックの反りが原因かもしれません。
トラスロッドは調整できる構造ですが、知識がないまま回してしまうと、症状を悪化させてしまうこともあります。
不安な場合は、無理をせず楽器店へ相談しましょう。
3. 樹脂パーツが割れそう
電池ボックスやノブ、スイッチなど、ギターには樹脂製のパーツが多く使われています。
経年劣化していることも多く、無理に力を加えたり、自己判断でオイルや潤滑剤を使用したりすると、破損につながることがあります。
4. 音が出ない・接触不良がある
シールドを動かすと音が途切れる。
ノイズが出る。
音がまったく出ない。
こうした症状は配線やジャック、電子部品が原因のこともあります。
原因が分からないまま分解するよりも、専門家に相談した方が安心です。
5. 原因が分からないとき
一番お伝えしたいのは、このケースです。
「何が悪いのか分からない。」
そんなときは、自分でいろいろ試す前に、一度楽器店へ相談してください。
専門家が見れば数分で原因が分かることも珍しくありません。
まとめ
メンテナンスとは、「何でも自分でやること」ではありません。
自分でできることは自分で行い、難しいことや不安なことは専門家に任せる。
それも、大切なギターとの付き合い方です。
ギターは、一生付き合える楽器です。
だからこそ、無理をせず、長く大切に使っていただけたら嬉しく思います。
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Lesson 12|ギターメンテのススメ|「ギターの保管方法と湿度管理」
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「ギターメンテのススメ」は、元三木楽器スタッフとしての経験をもとに、初心者の方でも実践できるギターのメンテナンス方法をまとめたシリーズです。
弦交換や掃除、保管方法、ネックやフレットのお手入れ、リペアの目安などを順番に学べる内容になっています。
日頃のお手入れを続けることで、大切なギターは何年、何十年とあなたの音楽を支えてくれます。
まずはお気軽にご相談ください。
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