018 答えを急がない。|『不確かなことより、確かなことを。』

不確かなことより、確かなことを。

018 答えを急がない。|『不確かなことより、確かなことを。』

答えを急がない。

「早く答えを出さないと。」

そんな気持ちになることがあります。

進路。

仕事。

人間関係。

音楽。

人生には、すぐに答えを出したくなる場面がたくさんあります。

でも私は、最近こう思うようになりました。

答えを急がないことも、大切な選択です。


音楽には、「待つ」時間があります。

休符。

音が鳴っていない時間です。

でも、その休符があるからこそ、次の音が生きてきます。

もし全部の音を詰め込んでしまったら、音楽は息苦しくなります。

人生も少し似ています。


私は若い頃、早く結果を出したいと思っていました。

もっと上手くなりたい。

もっと仕事を増やしたい。

もっと認められたい。

焦る気持ちはありました。

でも振り返ると、その焦りが良い結果につながったことは、あまりありません。


反対に、一度立ち止まって考えたことは、大きな失敗になりませんでした。

一晩考える。

人の話を聞く。

少し時間を置く。

その時間が、冷静な判断につながることがあります。


レッスンでも、

「すぐ弾こう。」

とは言わないことがあります。

まず曲を聴く。

リズムを感じる。

楽譜を見る。

頭の中で整理する。

その時間があるから、演奏がスムーズになります。


答えを急ぐと、見えなくなるものがあります。

相手の気持ち。

自分の本音。

本当に大切なこと。

だから私は、迷ったときほど少しだけ時間を取るようにしています。


もちろん、決断を先延ばしにするという意味ではありません。

必要なときには動きます。

でも、焦って動くことと、考えたうえで動くことは違います。

その違いは、あとになって大きく表れます。


人生には、時間が教えてくれることがあります。

今日分からなかったことが、一週間後には自然と理解できることがあります。

悩んでいたことが、数か月後には小さなことに感じることもあります。

だから私は、時間も答えをくれる先生だと思っています。


音楽も人生も、急がなくて大丈夫です。

大切なのは、自分で納得できる答えを見つけること。

そのためには、ときには立ち止まる勇気も必要です。

焦らず、一歩ずつ。

その積み重ねが、自分らしい人生につながっていくと私は信じています。


ムジカスケッチで大切にしていること

ムジカスケッチでは、「早くできるようになること」よりも、「納得しながら成長すること」を大切にしています。

一人ひとり成長のスピードは違います。

だから焦る必要はありません。

分からないことがあれば、一緒に考えます。

迷ったときは、一緒に立ち止まります。

その時間も、音楽を楽しむ大切な時間だと考えています。

不確かなことより、確かなことを。

焦らず積み重ねた時間は、きっと未来の自分を支えてくれます。



小学5年生〜中学3年生の方は、