鶴見緑地駅の歴史|1990年の花の万博と地下鉄開業から現在まで
大阪市鶴見区にある「鶴見緑地駅(つるみりょくちえき)」。
Osaka Metro長堀鶴見緑地線の駅で、花博記念公園鶴見緑地の最寄り駅として知られています。
現在は公園を訪れる人や地域住民が利用する駅ですが、その誕生には1990年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」が深く関わっています。
実は、鶴見緑地駅は花の万博の開催に合わせて開業した駅です。
今回は、鶴見緑地駅の歴史や地下鉄の発展、花の万博との関係、現在の街の特徴を紹介します。
鶴見緑地駅は1990年3月20日に開業
鶴見緑地駅が開業したのは、1990年3月20日です。
当時の大阪市営地下鉄鶴見緑地線が、京橋駅から鶴見緑地駅まで開通した際に誕生しました。
開業当初の路線は、現在よりも短いものでした。
開業当初は終着駅だった
現在の鶴見緑地駅は、横堤駅と門真南駅の間にあります。
しかし、1990年の開業時には門真南駅方面への路線がなく、鶴見緑地駅が終着駅でした。
京橋駅から花の万博会場へ向かう交通手段として、大切な役割を担っていたのです。
駅番号はN26
現在の鶴見緑地駅の駅番号は「N26」です。
隣の駅は次のとおりです。
| 方面 | 隣の駅 |
|---|---|
| 大正・京橋方面 | 横堤駅(N25) |
| 門真南方面 | 門真南駅(N27) |
長堀鶴見緑地線は、大正駅から門真南駅までを結んでいます。
1990年の「花の万博」とは?
鶴見緑地駅の歴史を語るうえで欠かせないのが、1990年の国際花と緑の博覧会です。
一般には「花の万博」や「花博」と呼ばれています。
花と緑をテーマにした国際博覧会
国際花と緑の博覧会は、1990年4月1日から9月30日まで開催されました。
自然と人間の関わりを大きなテーマとした博覧会で、国内外から多くの人が訪れました。
大阪の歴史に残る大きなイベントの一つです。
万博に合わせて地下鉄が開業
多くの来場者を会場へ運ぶため、交通アクセスの整備が進められました。
その一つが、京橋駅から鶴見緑地駅までの地下鉄開通です。
花の万博が始まる直前に開業した鶴見緑地駅は、会場の玄関口として利用されました。
現在の駅名にも、こうした歴史が残されています。
鶴見緑地線は日本初のリニアモーター地下鉄
鶴見緑地線は、日本で初めて営業運転を始めた鉄輪式リニアモーター地下鉄として知られています。
リニアモーターとは?
リニアモーターとは、電磁力を利用して車両を動かす仕組みです。
ただし、鶴見緑地線の車両は空中に浮いて走るわけではありません。
一般的な鉄道と同じように、車輪でレールの上を走ります。
コンパクトな地下鉄
リニアモーター方式には、車両やトンネルを比較的小さくできる特徴があります。
長堀鶴見緑地線の車内が、ほかの地下鉄と比べてコンパクトに感じられるのも、この仕組みと関係しています。
普段利用している地下鉄にも、開業当時の新しい技術が取り入れられているのです。
1996年に長堀鶴見緑地線へ名称変更
開業当初の路線名は「鶴見緑地線」でした。
その後、地下鉄の延伸によって、大阪市中心部までつながるようになります。
1996年12月11日には、京橋駅から心斎橋駅までの区間が開通しました。
このとき、路線名が現在の「長堀鶴見緑地線」に変更されました。
心斎橋まで乗り換えなしに
延伸によって、鶴見緑地駅から心斎橋駅まで地下鉄一本で移動できるようになりました。
博覧会へのアクセスを目的に誕生した路線は、通勤や通学、買い物などにも便利な路線へと発展していきました。
1997年に門真南駅まで延伸
1997年8月29日には、鶴見緑地駅から門真南駅までの区間が開通しました。
これによって、鶴見緑地駅は終着駅ではなく、途中駅となりました。
同じ日に、心斎橋駅から大正駅までの区間も開通しています。
鶴見緑地駅の歴史年表
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1990年3月 | 京橋〜鶴見緑地間が開業 |
| 1990年4月 | 国際花と緑の博覧会が開幕 |
| 1990年9月 | 国際花と緑の博覧会が閉幕 |
| 1996年12月 | 心斎橋〜京橋間が開業し、長堀鶴見緑地線に名称変更 |
| 1997年8月 | 大正〜心斎橋間、鶴見緑地〜門真南間が開業 |
| 2018年4月 | 大阪市営地下鉄からOsaka Metroへ移行 |
現在の鶴見緑地駅は、こうした変化を経て利用されています。
花の万博の会場は現在の鶴見緑地へ
1990年の花の万博が終了した後も、会場となった鶴見緑地は公園として親しまれています。
現在の名称は「花博記念公園鶴見緑地」です。
大阪市内でも規模の大きな公園の一つで、散歩やスポーツ、自然観察などを楽しめます。
風車の丘
鶴見緑地を代表する景観の一つです。
風車と季節の花々を組み合わせた風景が特徴で、写真撮影を楽しむ人も訪れます。
咲くやこの花館
花の万博の開催に合わせて整備された植物館です。
熱帯から高山帯まで、さまざまな環境に生育する植物を観察できます。
国際庭園
花の万博の歴史を感じられる場所です。
世界各国の特色を取り入れた庭園があり、当時の博覧会の面影が残されています。
大芝生
広い芝生の上で休憩や外遊びを楽しめる場所です。
休日には家族連れなどが訪れます。
公園は、万博の歴史を伝える場所であると同時に、現在の地域住民にとって身近な憩いの場にもなっています。
鶴見緑地駅周辺の街はどう変わった?
鶴見緑地駅周辺には、公園だけでなく住宅街や生活施設もあります。
万博への交通拠点として誕生した駅は、現在では地域の日常生活を支える駅になっています。
自然が身近にある住宅地
駅の近くに大きな公園があることは、この地域の特徴です。
散歩やジョギング、子どもとの外遊びなど、日常生活の中で自然を楽しめます。
大阪市中心部へ移動しやすい
長堀鶴見緑地線を利用すると、京橋や心斎橋方面へ乗り換えなしで移動できます。
通勤や通学、休日の外出にも利用されています。
鶴見区浜などの住宅街
駅周辺の鶴見区浜には住宅街が広がっています。
公園に近い環境で暮らせることも、この地域の特徴の一つです。
鶴見緑地駅を訪れたら歴史にも注目してみよう
普段何気なく利用している駅も、歴史を知ると違った見方ができます。
鶴見緑地駅は、1990年の花の万博とともに誕生しました。
地下鉄の延伸によって交通の利便性が高まり、現在では公園を訪れる人と地域住民の両方に利用されています。
また、駅から公園へ向かえば、風車の丘や国際庭園など、花の万博の歴史を感じられる場所があります。
散歩を楽しみながら、当時の大阪の姿を想像してみるのもよいでしょう。
鶴見緑地駅周辺の音楽教室について
鶴見緑地駅周辺には、音楽に親しめる環境もあります。
2011年に開業したムジカスケッチ音楽教室では、鶴見区浜にあるナッジスタジオでドラムレッスンを行っています。
実際のドラムセットを使い、初心者や子どもも基本的なリズムから練習できます。
また、横堤駅直結の鶴見区民センターや、鶴見イオン近くのムジカスケッチサロンでも、コースに応じた音楽レッスンを開催しています。
ムジカスケッチでは「誰にでも はじめてはある。」という考え方を大切にしています。
地域で新しい趣味を探している方にとって、音楽も選択肢の一つです。
まとめ|鶴見緑地駅は花の万博とともに誕生した駅
鶴見緑地駅は、1990年3月20日に開業しました。
同年に開催された国際花と緑の博覧会への交通アクセスを支えるために誕生し、当初は地下鉄の終着駅でした。
その後、路線の延伸によって長堀鶴見緑地線の途中駅となり、現在では地域住民の暮らしにも欠かせない駅になっています。
駅の近くには花博記念公園鶴見緑地があり、今も万博の歴史を感じることができます。
鶴見緑地駅を利用する際は、公園の景色だけでなく、街の歩んできた歴史にも目を向けてみてください。
鶴見緑地駅周辺の交通や暮らし、公園、子育て、音楽教室については、こちらでも紹介しています。
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