007 比べるより、昨日の自分。|『不確かなことより、確かなことを。』

不確かなことより、確かなことを。

007 比べるより、昨日の自分。|『不確かなことより、確かなことを。』

比べるより、昨日の自分。

人は、つい誰かと比べてしまいます。

「あの人は上手い。」

「あの人は才能がある。」

「あの人はもうあんなに弾ける。」

音楽を始めると、特にそう感じる場面が増えます。

SNSを見ても、素晴らしい演奏がたくさん流れてきます。

発表会では、自分より上手な人が必ずいます。

すると、

「自分はまだまだだ。」

そんな気持ちになることがあります。

でも私は、比べる相手は他人ではないと思っています。

比べるなら、昨日の自分です。


昨日できなかったコードが押さえられた。

昨日よりテンポが少し上がった。

昨日よりリズムが安定した。

それだけでも立派な成長です。

他人と比べると、自分の成長は見えにくくなります。

でも昨日の自分と比べると、小さな変化がたくさん見えてきます。


私はレッスンでも、

「前より良くなりましたね。」

という言葉をよく使います。

それは、他の生徒さんと比べているわけではありません。

その人自身の成長を見ているからです。

音楽は競争ではありません。

一人ひとり歩く速さが違います。

だから比べる必要はないのです。


他人には、その人の積み重ねがあります。

何年も続けてきた努力。

たくさんの失敗。

誰にも見えない練習時間。

その部分は見えません。

結果だけを見て比べても、公平ではありません。


私も若い頃は、たくさんの人と比べていました。

「あの人みたいに弾けたら。」

「もっと速く上達したい。」

そんなことばかり考えていました。

でも今は違います。

昨日の自分より、一歩前へ進めたか。

そこだけを大切にしています。

その方が、音楽を長く楽しめるからです。


人生も同じではないでしょうか。

仕事でも。

勉強でも。

子育てでも。

周りを見れば、自分よりすごい人はいくらでもいます。

だから比べ続けると、終わりがありません。

でも昨日の自分なら、必ず比べることができます。

そして、小さな成長を見つけることができます。


成長とは、大きな変化だけではありません。

昨日より一歩。

先週より少し。

去年より少し。

その積み重ねが、未来の自分をつくっていきます。


私は「昨日の自分を超える」という考え方が好きです。

誰かに勝つ必要はありません。

昨日より少しだけ前へ進めたら、それで十分です。

その積み重ねが、自信になります。

そして、自分らしい音楽につながっていきます。


ムジカスケッチで大切にしていること

ムジカスケッチでは、一人ひとりの成長を大切にしています。

誰かと比べるレッスンではありません。

その人自身が昨日より少し成長できるように、一緒に歩んでいく教室です。

音楽は、一歩ずつ積み重ねるものです。

焦らなくても大丈夫です。

昨日の自分より少し前へ。

その積み重ねが、未来の自分を大きく育ててくれます。

不確かなことより、確かなことを。

今日の一歩が、昨日の自分を超える一歩になります。



小学5年生〜中学3年生の方は、