006 続けるという才能。|『不確かなことより、確かなことを。』

不確かなことより、確かなことを。

006 続けるという才能。|『不確かなことより、確かなことを。』

続けるという才能。

「才能がある人はいいですよね。」

レッスンをしていると、そんな言葉を聞くことがあります。

確かに、最初から飲み込みが早い人はいます。

音感がいい人。

リズム感がある人。

指がよく動く人。

でも、長年音楽を教えてきて思うことがあります。

本当の才能とは、「続けられること」なのではないか。

私はそう考えています。


どんなに才能があっても、練習をやめてしまえば上達は止まります。

反対に、最初はゆっくりでも、毎日少しずつ続ける人は必ず成長します。

それは多くの生徒さんを見てきて、何度も感じてきたことです。


音楽は短距離走ではありません。

マラソンに近いものです。

一日だけ頑張ることよりも、一年間続けることの方がはるかに難しい。

でも、その積み重ねが本当の力になります。


私は「毎日一時間練習してください。」とは言いません。

五分でもいい。

十分でもいい。

今日はギターを持つだけでもいい。

大切なのは、「音楽から離れないこと」です。

続けることが習慣になれば、自然と練習時間も増えていきます。


人生でも同じではないでしょうか。

仕事。

勉強。

運動。

どれも一日だけ頑張る人より、少しずつ続ける人の方が強い。

目立つ成果はすぐには出ません。

でも、一年後、三年後、五年後には大きな差になります。


続けるためには、完璧を目指さないことも大切です。

「今日はできなかった。」

そんな日があっても構いません。

そこで全部やめてしまうのではなく、翌日また始めればいい。

途中で止まることは誰にでもあります。

大切なのは、戻ってくることです。


私は、生徒さんが一曲弾けるようになることも嬉しいですが、それ以上に「来月も続けたいです。」と言ってもらえることが嬉しく感じます。

音楽が生活の一部になっている。

それが一番素敵なことだと思うからです。


才能という言葉は、とても魅力的です。

でも、その言葉だけで自分を諦めてしまうのはもったいない。

続けることは、誰にでも挑戦できます。

そして、続けた人だけが見える景色があります。


もし今、自信がないなら、才能がないと思っているなら、まずは今日だけ続けてみてください。

明日も少しだけ続けてみてください。

その積み重ねが、いつしか自信になり、周りから「あの人は才能があるね。」と言われる日が来るかもしれません。

でも、その才能の正体は、毎日の積み重ねです。

私はそう信じています。


ムジカスケッチで大切にしていること

ムジカスケッチでは、「すぐに上達すること」よりも、「長く音楽を楽しめること」を大切にしています。

一歩ずつでも続けること。

昨日より少しでも前へ進むこと。

その積み重ねが、大きな成長につながると考えています。

一人ひとりのペースを尊重しながら、無理なく続けられるレッスンを心がけています。

音楽は、一生楽しめるものです。

だからこそ、焦らず、比べず、自分のペースで続けていきましょう。

不確かなことより、確かなことを。

今日も音楽に触れたその時間が、未来のあなたを少しずつ育ててくれます。



小学5年生〜中学3年生の方は、