Oasis「Wonderwall」|一人に歌いかける声が世界へ広がる

名曲のひみつ / british-rock

Oasis「Wonderwall」|一人に歌いかける声が世界へ広がる

この曲の入り口

「Wonderwall」を聴いて、まず印象に残るのは何でしょう。最初の音? 歌声? それとも途中でがらりと変わる雰囲気? この曲には、タイトルだけではわからない物語があります。

一人に歌いかける声が世界へ広がる

オアシスの『(What’s the Story) Morning Glory?』に収録された代表曲。アコースティックギターが刻む一定のリズムの上を、リアム・ギャラガーの声が進んでいきます。

聴いてみたいポイント

大きく盛り上がる曲でなくても、同じリズムを保つだけで不思議な引力が生まれます。ギターがどんなふうに歌を支えるか聴いてみましょう。

なぜ今も聴きたくなる?

この曲を紹介するときに大切なのは、すごい人たちが作ったからすごい、と終わらせないこと。どこから始まり、どんな工夫が聞こえるのか。自分の耳で確かめると、音楽の楽しみが少し増えます。

もう一度聴くなら

一度目は歌やメロディーを、二度目は低い音やドラムを追いかけてみましょう。聴く場所を変えるだけで、同じ曲から違う発見が生まれます。

大きな声の奥にある細かな音

「Wonderwall」では、アコースティックギターがずっと曲を支えています。派手なソロが出てくるわけではないのに、弦を鳴らすリズムが耳に残ります。歌が始まってもその動きが続くので、曲全体がひとつの長い波のように感じられます。ドラムの音にも耳を向けてみてください。ギターと歌だけを聴いていたときとは、違う勢いが見つかるはずです。オアシスの公式サイトには1995年のシングルとして紹介され、録音場所も記録されています。まず曲を聴き、次に演奏を支える音を探す。その二段階で楽しめる曲です。

第11版:もう一度聴いて発見すること

ギターのリズムに乗って言葉が進む

この曲は派手なギターソロよりも、同じパターンを刻み続けるアコースティックギターが印象に残ります。歌が動いてもギターが安定した道を作っているから、曲全体が自然に前へ進むのです。Oasisの公式ディスコグラフィーでは1995年の発売とRockfield Studiosでの録音が確認できます。公式曲紹介。

指で机を軽くたたきながら聴くと、ギターと歌が必ずしも同じ場所を強く鳴らしていないことに気づくかもしれません。そのずれが曲にゆらぎと心地よさを作っています。