Elton John「Your Song」|朝食の紙切れから、世界に届く歌へ

名曲のひみつ / SINGER-SONGWRITER / 1970年

Elton John「Your Song」|朝食の紙切れから、世界に届く歌へ

歌詞の紙には朝食のあとが

「Your Song」の歌詞を書いたのはバーニー・トーピン。1990年のインタビューで、朝食をとっているときに書いたと振り返っています。最初の紙には卵やコーヒーのしみが残っていたという話まであります。立派なノートや特別なスタジオだけが名曲の生まれる場所ではないんですね。

歌詞とメロディーの二人組

エルトン・ジョンとバーニー・トーピンは、言葉と音楽を分担して多くの曲を作ってきました。エルトンがピアノを弾き、トーピンが歌詞を書く。全部を一人でできなくても、得意なことを持ち寄ると素晴らしい作品が生まれます。

「君の歌」というプレゼント

タイトルの「Your Song」は「君の歌」。大きな約束や難しい言葉を並べず、ひとりの相手に向けて気持ちを伝えようとします。世界中で歌われる有名な曲なのに、すぐ近くの人への手紙を読んでいるようなところが魅力です。

ピアノが会話になる

ピアノは歌の前に目立ちすぎることなく、静かな音で言葉を支えます。強く鳴らす場面と、そっと触れる場面の違いを聴いてみてください。歌の気持ちが変わると、同じピアノでも違う色に聞こえるはずです。

自分の言葉に置き換えたら

誕生日や卒業のとき、誰かに何かを伝えたいことがあります。うまく話せなくても、「あなたのために歌を作った」と言えたら特別です。「Your Song」は、音楽が贈り物にもなることを教えてくれます。

名曲のひみつ

誕生日や卒業のとき、誰かに何かを伝えたいことがあります。うまく話せなくても、「あなたのために歌を作った」と言えたら特別です。「Your Song」は、音楽が贈り物にもなることを教えてくれます。

まっすぐな言葉が曲になる

「Your Song」を聴くなら、歌詞が難しい言葉で飾られていないことにも注目してください。照れくさそうな言い方や、少し不器用な気持ちが、かえって近く感じられます。誰かに思いを届けたいとき、難しい表現が必要とは限りません。

ピアノの音は、歌の一言一言を邪魔しないように流れていきます。サビだけでなく、歌い出しのやさしさにも耳を傾けてみましょう。大きく盛り上がる直前の静かな時間があるから、あとから届く声がいっそう心に残るのです。