005 失敗は経験になる。|『不確かなことより、確かなことを。』

不確かなことより、確かなことを。

005 失敗は経験になる。|『不確かなことより、確かなことを。』

失敗は経験になる。

失敗は、できればしたくないものです。

間違えたくない。

恥をかきたくない。

できれば最初からうまくやりたい。

そう思うのは、ごく自然なことです。

私も同じです。

でも、これまで音楽を教えてきて思うことがあります。

失敗は、決して無駄にはならない。

むしろ、人を成長させる一番の先生なのかもしれません。


レッスンでは、生徒さんが演奏を止めてしまうことがあります。

「間違えました。」

そう言って申し訳なさそうに笑います。

でも私は、

「いい失敗でしたね。」

と伝えることがあります。

なぜなら、失敗した場所が分かれば、次に練習する場所が分かるからです。


逆に、失敗しないように簡単なことだけを続けていても、大きな成長はありません。

新しいコード。

少し速いテンポ。

初めて挑戦する曲。

そこには必ず失敗があります。

でも、その失敗があるから、昨日できなかったことが今日できるようになります。


私はギターを始めた頃、何度も挫折しました。

指は痛い。

コードは押さえられない。

リズムも合わない。

何度も「向いていないのかな」と思いました。

でも、今振り返ると、その失敗があったから今があります。

もし最初から全部うまく弾けていたら、きっとここまで音楽を好きにはなれなかったと思います。


仕事でも同じです。

失敗した経験がある人ほど、次は慎重になります。

人の気持ちも分かるようになります。

だから失敗は、能力だけではなく、人としても成長させてくれるものだと思っています。


よく「経験が大事」と言います。

でも経験とは、成功だけではありません。

失敗も経験です。

むしろ失敗の方が強く記憶に残ります。

「あの時こうすれば良かった。」

その一つひとつが、次の判断を支えてくれます。


私は失敗をすると、できるだけ理由を考えるようにしています。

なぜうまくいかなかったのか。

次は何を変えればいいのか。

その時間が、一番成長につながると感じています。

ただ落ち込むだけではもったいない。

失敗には必ずヒントがあります。


もちろん、失敗は悔しいものです。

でも、その悔しさがあるから練習します。

工夫します。

挑戦します。

そうやって少しずつ前へ進んでいきます。


未来は分かりません。

だから失敗することもあります。

でも、それは悪いことではありません。

今日の失敗は、明日の経験になります。

経験は勘になり、自信になり、新しい挑戦を支えてくれます。

だから私は、失敗を恐れるよりも、挑戦しないことの方がもったいないと思っています。


ムジカスケッチで大切にしていること

ムジカスケッチでは、「失敗しないレッスン」ではなく、「安心して失敗できるレッスン」を大切にしています。

失敗を責めることはありません。

間違えたところから、一緒に考え、一緒に成長していきます。

音楽は、できないことを一つずつできるようにしていく楽しさがあります。

その積み重ねは、音楽だけではなく、人生にもつながる力になると私は信じています。

焦らなくて大丈夫です。

失敗を経験に変えながら、一歩ずつ前へ進んでいきましょう。

不確かなことより、確かなことを。

今日の失敗も、未来のあなたを支える大切な経験になります。



小学5年生〜中学3年生の方は、