Weather Report「Teen Town」|ベースが主役になった街
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ベースが主役になった街
「Teen Town」はウェザー・リポートのアルバム『Heavy Weather』に収録された曲。ベーシストのジャコ・パストリアスが作曲しました。ふつうのバンドでは低い音で支えることが多いベースが、この曲ではメロディーの主役のように飛び回ります。
聴いてみると、こんな発見
まずベースだけに注目すると、速く細かい音がたくさん聞こえます。でもドラムと一緒に聴くと、勢いだけではなく、しっかりしたリズムのやりとりが見えてきます。
「ベースは地味な楽器」と思っていたら、そのイメージが大きく変わる一曲です。
ベースが前に出てくる曲
ベースはふつう、低い音でバンドを支える楽器という印象があるかもしれません。ところが「Teen Town」では、ジャコ・パストリアスのベースがまるで主役のメロディー楽器のように活躍します。とても細かく動く低音を、最初はひとつの音の線として聴いてみてください。そして2回目は、その下でドラムがどんな拍を作っているかに耳を向けます。同じ曲なのに、主役を入れ替えると違う姿が見えてくるのがバンド音楽の面白さです。
ベースが主役になったら何が起こる?
ふつう、バンドのベースは歌やギターを後ろから支えることが多い楽器です。ところが「Teen Town」では、そのベースが前へ出て、目まぐるしいメロディーを弾きます。演奏しているのはジャコ・パストリアス。低い音だけでなく高い音も自由に使い、ベースという楽器のイメージを変えました。速い音を全部追えなくても、音の上下する動きだけなら感じられます。
ベースが忙しく動いている間、鍵盤やほかの楽器はどんな役割をしているでしょう。全員が同じ速さで競争すると、音楽はかえって聴きにくくなります。ある楽器が目立つとき、別の楽器は少し場所を空ける。そんなチームワークがあるからこそ、速いベースの線がくっきり浮かび上がります。バンドを組んだことのない人にも、役割分担の面白さを教えてくれる曲です。
https://weatherreportmusic.com/
この原稿は編集初稿です。曲固有の主張は公開前に追加資料との照合が必要です。
