Lesson 4|音が鳴っていない時間も音楽。

Lesson 4|音が鳴っていない時間も音楽。

Lesson 1では「音楽は止まらない」。

Lesson 2では「リズムは点ではなく、線で考える」。

Lesson 3では「線がつながると円になる」。

ここまで、音楽の「流れ」についてお話ししてきました。

今回は、その流れをさらに深く考えてみましょう。

実は、音楽は音が鳴っている時間だけでできているわけではありません。

音が鳴っていない時間も、音楽なのです。


休符だからといって、身体まで止まるわけではありません。

たとえば、歩いているときに一瞬足が地面から離れている時間があります。

でも、その瞬間に歩くリズムが止まることはありません。

次の一歩へ向かって、身体は動き続けています。

休符も、それと同じです。

音は出していなくても、身体の中では

「1・2・3・4」

というリズムが流れ続けています。

手を動かさなくても、足で拍を感じたり、身体を軽く揺らしたり、心の中で拍を数えたり。

見た目は止まっているようでも、身体の中では音楽が進み続けています。

だから、休符のあとに入る音も慌てず、自然につながります。

私は、この「音が鳴っていない時間も身体で感じること」が、リズムを育てる上でとても大切だと考えています。


友達とキャッチボールをしているところを想像してください。

ボールが手を離れてから相手に届くまで、その時間は「何も起きていない時間」でしょうか。

もちろん違います。

ボールはずっと動き続けています。

音楽も同じです。

音が終わってから次の音が始まるまでの時間も、音楽は流れ続けています。


休符を「何もない時間」と考えると、演奏は途中で切れてしまいます。

でも、休符も音楽の一部だと感じられるようになると、演奏は自然につながり始めます。

音が鳴っていない時間にも、リズムは流れています。

だから私は、休符も大切に演奏してほしいと思っています。


音楽は、音が鳴っている瞬間だけでできているものではありません。

音が鳴っていない時間も、次の音へ向かう流れも、すべてが音楽です。

休符を「何もない時間」ではなく、「流れ続けている時間」と感じられるようになると、演奏は自然につながり始めます。

焦らず、一歩ずつ。

リズムの流れを感じることを大切にしていきましょう。


⬅ 前のLesson

Lesson 3|線がつながると「円」になる。

➡ 次のLesson

Lesson 5|メトロノームは難しくて、簡単。


「リズムの一歩」は、ムジカスケッチが15年以上レッスンで大切にしてきたリズムの考え方を、一歩ずつ学べるシリーズです。

▶ リズムの一歩(Lesson一覧)



小学5年生〜中学3年生の方は、  

H2(大見